【閲覧注意】本記事には、残虐な映像や画像があります。ご注意ください。
25日午前9時前、中国四川省内江市の交差点で、赤信号を無視したバスが、横断歩道を渡っていた歩行者の集団に突っ込む「事件」が発生した。
事件発生の瞬間や、歩行者を次々と轢いたバスは止まる気配もなく、そのまま高速で走り去る様子を捉えた映像がネットに投稿されており、「またか」と誰もが嘆いている。
事件直後、当局は現場だけでなく、事件関連情報も封鎖している。
現場の様子などの市民によるSNS投稿は、中国のネット上で検閲に遭っており、最近頻発する無差別殺傷事件を受けて市民の間で「権力に対する監督の強化および社会正義の維持」を求める声も多く上がっているが、そのような言論は当局によってことごとく封殺されている。
現地当局は、「運転手(陳、49歳)が急病で車両を制御できなくなったための事故」と主張しており、被害状況については1人死亡、4人負傷としている。
事故? 事件?
中国共産党当局が情報封鎖を行っているため、この「事件」も過去起きた類似「事件」と同様、ただの悲惨な事故なのか、それとも意図的な無差別殺傷なのかは今のところ不明。
それでも、近頃、あまりに立て続けに社会報復を目的とした暴走車、殺傷事件などの暴力事件が起こったため、パニックを引き起す市民も続出している。
「外に出るのが怖い」「この国は終わった」といった不安と嘆きの声がネットに広がっている。
(現場の様子)
火事場泥棒も
事件後、被害を受けた女性のカバン(道に転がっていた)を拾いあげて立ち去る男の姿もカメラに捉えられている。しかし、その一部始終をそばで見ていたヘルメットの男は明らかな「盗み」と分かっているが、止めていない。
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