[ワシントン 11日 ロイター] – バイデン米大統領と岸田文雄首相、フィリピンのマルコス大統領は11日、ホワイトハウスで初の3カ国首脳会談を開き、南シナ海で威圧的な行動を強める中国への対応などについて協議した。
バイデン氏は冒頭、米国とフィリピンが1950年代に結んだ相互防衛条約の下、フィリピンが南シナ海で武力攻撃を受けた場合、米国は対応する義務があると言明。
「日本とフィリピンの防衛に対する米国の決意は揺るぎない」と強調した。
中国は周辺国の経済水域を含む南シナ海のほぼ全域について領有権を主張しているほか、東シナ海でも海洋進出を進める。
中国外務省の毛寧報道官は「東シナ海と南シナ海における中国の活動は国際法を完全に順守している」とし、「対話と協議」を通じて問題を解決する用意があると述べた。一方、日米両国が緊張を高めていると批判した。
米国は来年にインド太平洋地域で沿岸警備隊の共同パトロールを計画しているほか、合同海上演習も行う方針。
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