9月30日、遼寧省葫芦島市の高速道路で、サービスエリア付近の路面に「大量の釘(クギ)」がばら撒かれていたことがわかった。100台以上の車が、タイヤに釘が刺さるなどの被害を受けたとされており、関連動画が中国のネットに投稿されている。
被害を受けた車は、近くのサービスエリアでの修理を余儀なくされたため、現場にある修理店は思わぬ需要に「大繁盛」だったという。
釘の出所について現地公安は10月1日、暫定的な判断としながらも「ある車から落ちたもので、故意ではないだろう」と説明。この件については、関連部門が調査中だという。
いっぽうネットユーザーは現地公安の見解に対し、次々と疑問を呈している。
現時点での確証はないが、ネットユーザーのコメントのなかには「タイヤ修理店が、犯人はうちじゃないと言っても、誰が信じるか?」「何も言わなくても、犯人はわかっている」などと、サービスエリアの修理店が「故意にクギを撒いた」と疑う声も少なくない。
なかには「これは景気回復に貢献したね」「わが東北地方では、連休中でなくても、こういうことはよく起きるよ」といったコメントまであった。
実際のところ中国では、高速道路に限らず、一般道から農村の田舎道にまで、ありとあらゆる所にクギや画鋲(ガビョウ)などの危険物が「落ちて」いたりする。
なかには、明らかに人為的と思われるケースも少なくなく、パンクなどの被害を受けたら「運が悪かった」と泣き寝入りするしかない。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。