【閲覧注意】本記事には、不快に感じる内容があります。お食事前の読者はご注意ください。
近頃、中国の飲食店で出された料理のなかから、想定外の「異物」が出てくる事件が相次いでいる。少し前には、学生食堂で「ネズミの頭」が出てきた事件が世間を震撼させたが、今回はネズミよりも恐ろしい、とんでもないモノが入っていた可能性がでてきた。
下記の2つの事件は、いずれも中国メディアによって報じられたものだ。しかし、報道されていない同様の事件は、ほかにも多数あるだろう。そのような推測が、もはや推測とは言えないのが、中国の現状であるからだ。
排水溝の「ゴミ受け金具」が入っていた
9月13日、吉林省遼源市の女子大生が、テイクアウトで買った料理を持ち帰ったところ、その中から、排水溝の「ゴミ受け金具」が出てきたという。
問題の料理を出した店のオーナーは、「排水溝の金具は新しいもので、うっかり入ってしまった」と説明した。オーナーは、料理を作り直して交換したほか、おわびに「チキン(鶏のもも肉)と飲み物」をプレゼントしたという。
店のオーナーが、被害者にどれほど誠意をつくして謝罪したかは分からないが、自店の過失を認めたことは間違いない。つまり、これはフェイクではなく、事実だったのだ。
それでも当該の女子大生は、料理のなかから「あり得ないモノ」が出てきたことで気分を害され、すっかり食欲が失せてしまった。
これで納得がいかないのも無理はない。料理に「あり得ないモノ」を入れるような店から、作り直しの代品をもらったからといって、それを食べる気にもならないからだ。
(排水溝の「ゴミ受け金具」が料理から出てきた)
「ボルト付きの肉」これは、まさか?
9月26日、広西チワン族自治区柳州市の飲食店で出されたスープ料理のなかから、度肝を抜くようなモノが現れた。金属ボルト付きの「お肉」である。
見たところボルトは鉄ではなく、チタンのような金属らしい。その「ボルト付き肉」を箸でつまんだ様子を撮影し、SNSに投稿したところ、たちまち大反響を呼んだ。
「これは外科手術用のボルトではないか」「高価なチタンのボルトを家畜に使うはずがない。だとすると、これは人肉だ」との疑惑まで浮上した。なかには「すぐに、警察に通報せよ」との提案もあった。
この「ボルト付き肉」を店側に伝えると、店主がスープの代金をタダにしてくれた。そのことからしても「ボルト付きの肉のスープ」は、客側の作為によるフェイクではないようだ。ただし、この怪し過ぎる肉の「正体」について、店側の説明はなかったという。
出てきたボルトを調べれば、それが「人間の医療用」であるか否かが判明するはずだが、動画からは、その結論は分からない。
仮に、それが牛か豚の肉であったとしても、中国の獣医師がボルトを使って手厚く家畜の「医療」を行うとは考えにくい。
あえて理由を探すなら、医学生が、外科実習のなかで家畜をつかった手術の練習をした可能性はゼロではないだろう。ただし、そのように医学研究につかわれた家畜が食肉の流通に戻ってくるのかという点で、もう一つの疑問が湧いてくる。
寄せられたコメントのなかに、こんな恐るべき指摘があった。
「臓器を抜き取られた誰かの、残り肉だろう」
現実味を帯びてくる「遺体の再利用」
この推測が、ただの的外れで済むならば、良いのかもしれない。
しかし、あの中国では、とんでもない犯罪の可能性として、この推測が現実味を帯びて浮かび上がってくるのだ。
近年、中国に存在する巨大な臓器移植産業に関するニュースが相次ぎ報道されている。そのなかで「臓器を抜き取られた後の、遺体の再利用」という、もう1つのサプライチェーンが形成されているのではないかということが、以前から指摘されている。
かつて、日本をふくむ世界各地で開催された「人体標本展」も、中国最大の闇である生体臓器移植との関係が濃厚であると見られている。これもまさしく、まことに合理的な「遺体の再利用」なのだ。
さらには、臓器移植ばかりではなく、中国国内において子供や若者などが、全く理由もなく大量に「失踪」している事実も想起される。気も狂うほど泣き叫ぶ母親の胸に子供が帰ってくるケースは、全くといってよいほどないのだ。
エポックタイムズの取材でもおなじみの、米国在住の著名な中国人調査ジャーナリスト・趙蘭健氏も関連動画をシェアした。
趙氏も「臓器を抜き取られた後の廃物(遺体)を再利用することは、ありえなくもない話だ」として、このゾッとするような可能性が(中国では)ゼロではないことを指摘している。
スープから出てきた「ボルト付きの肉」は、牛や豚ではなく「その肉」であったのか。
だとすれば、このレストランは「その肉」を、どれほど以前から食材にしてきたのだろうか。恐ろしい想像は、どこまでも止まらない。
(スープから出てきたのは「ボルト付きの肉」だった)
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