トランプ氏を起訴、機密文書保持巡り米連邦大陪審=関係筋

2023/06/09
更新: 2023/06/09

[8日 ロイター] – トランプ前米大統領が政府の機密文書の保持と司法妨害で連邦大陪審に起訴されたことが、関係筋の話で明らかになった。

トランプ氏は8日、自身が立ち上げたソーシャルメディアに「起訴された」と投稿した。「腐敗したバイデン政権」から自身の弁護士に通知があったとし、書類箱に関する「でっち上げ」に関係しているようだと述べた。

複数のメディアはトランプ氏が機密文書の扱いと司法妨害に関して7件の罪で起訴されたと報じた。

同氏は投稿で、フロリダ州マイアミの裁判所に13日に出頭するよう命じられたと明らかにした。

司法省はトランプ氏が2021年1月の退任後も機密文書を不適切に所持した疑いについて捜査を進めてきた。

米連邦捜査局(FBI)は昨年、フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」を家宅捜索して約1万3000点の文書を押収。このうち100点は機密文書に分類された。

トランプ氏は文書の持ち出しについて、任期中に機密指定を解除したため問題はないとの立場を示してきた。ただ、機密解除の証拠は示していない。

Reuters