岸田首相「最大限の厳しい言葉で非難する」 安倍元首相の回復「心から祈りたい」

2022/07/08
更新: 2022/07/12

安倍晋三元首相が銃撃されたことを受け、急遽帰京した岸田文雄首相は官邸で記者会見を開き、犯行を「最大限の厳しい言葉で非難」した。安倍氏については「なんとか一命をとりとめていただくよう、心から祈りたい」と述べた。

岸田氏は「今回の犯行の背景については、まだ十分把握できていないが、いずれにせよ、民主主義の根幹である選挙が行われている中で、起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできないと思っている」と語った。そして「最大限の厳しい言葉で非難する」と述べた。

政府は、今後あらゆる事態を想定し、対応できるように万全の対応をしていく。

今後の政局については、「懸命の救急救命措置が行われている最中であり、今後の政局に与える影響等は触れるべきではない。私自身も考えていない」と語った。

今後の選挙戦については、「まず、閣僚をすべて帰京させる。閣僚を集めて、今回の事態について認識し、政府としての対応を共有し、確認する。そして、今後の選挙等の日程については何も決まっていない」と述べた。

また、事件の背景を確認することが大切であると指摘した。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。