インド国税庁が15日、脱税捜査の一環として中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のインドにある複数の事務所を家宅捜索したことがわかった。
インドメディアの報道を受け、政府筋はロイター通信の取材に対して捜索を行ったことを認めた。
報道によると、国税庁はデリー、グルグラム、ベンガルールのファーウェイの事務所を捜索した。捜査官らは財務文書、会計帳簿、国内外の取引記録をチェックし、一部の文書を押収した。
ファーウェイは声明を発表し、同社はインド国内の関連法律を遵守していると強調したうえで、今後の当局の捜査に協力すると示した。
インド政府は14日、国民のプライバシー侵害と国家安全保障上の懸念を理由に、中国製アプリ54種類の使用を禁止した。
インド財務省は昨年12月、中国スマホメーカーの小米(シャオミ)とOPPO(オッポ)を含む複数の企業に対し、脱税やマネーロンダリングなどの容疑で捜査を行った。今年1月5日、財務省はシャオミのインド法人に65億3000万ルピー(約100億円)の関税逃れがあったと発表し、追徴を命令した。
(翻訳編集・張哲)
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