中国では、労働節(メーデー)の5連休初日である1日、湖北省武漢市と上海市で大規模な野外音楽フェスティバル「イチゴ音楽祭」が開催された。中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染が広まっているなか、音楽フェスに参加した若者の大半がマスクを着用していなかったことに懸念が出ている。
ロイター通信によると、中共ウイルスの発生源である武漢市で開催された「イチゴ音楽祭」では1日当日、入場制限が設けられたにもかかわらず、約1万1000人が音楽祭に参加した。
中国版ツイッター、微博に投稿された関連写真には、音楽祭の会場で若者が押し合いへし合いになっている様子が映っていた。
香港紙・蘋果日報などは、音楽祭の主催側は中共ウイルスの感染拡大に関して「無防備」だと批判し、クラスター発生に強い懸念を示した。
昨年、感染の急拡大に伴い、主催側は「イチゴ音楽祭」をネット上で開いた。
いっぽう、1日当日、上海市でも同音楽祭が行われ、多くの若者で混雑していた。ネット上の投稿を見る限り、マスクを着けている観客は少ない。
今回の5連休期間中、北京と南京でもイチゴ音楽祭を開催する。
(翻訳編集・張哲)
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