7月24日正式にオーブンしたブラジル・リオデジャネイロ五輪選手村に、早くも多くの設備トラブルが発生し、各国代表団から不満が出ている。28日付米紙「ワシントン・ポスト」が報じた。
オーストラリア・オリンピック委員会は25日、水道管の水漏れや電気配線のむき出しなどで当面選手は入村しない方針を発表した。現在はリオ五輪組織委員会によって問題は解決され、オーストラリアの選手は入村した。一方、他の国の選手団からも設備不良問題を指摘されている。
アルゼンチン選手団は与えられた5階建てのマンションのうちの2階部分が「住居不適格」として、一部の技術スタッフのため、選手村近くに新たにマンションを賃貸しなければならないようだ。
ベラルーシ選手団は同公式ウェブサイトで、汚い部屋の窓や汚れで詰まっている下水管口の写真を公表した。
エジプト選手団はトイレが流れない、お湯が出ないとの不満を口にした。ケニアの選手は村内に設置されている情報交換用のホワイトボードに「私のトイレを直してください」と書き込んだ。
また米誌「ビジネスインサイダー」電子版の報道によると、米国選手は選手村の部屋にはスマートフォンやiPadなどの充電用コンセントが少ないことを指摘した。
リオ五輪組織委員会広報担当者のマリオ・アンドラーダ氏は「ワシントンポスト」に対して、「(設備不良問題の解決は)大規模な任務だが、選手たちに迷惑をかけないように修繕していく。安全性は妥協しない」と述べ、28日夜にすべての修繕工事を終わらせることを表明した。すでに600人以上の作業員が修繕工事に投入されているという。
(翻訳編集・張哲)
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