【大紀元日本5月26日】インドネシア警察当局は20日、首都ジャカルタの東部郊外にある店を捜索し、中国から密輸された偽装米を見つけた。それは、ジャガイモやサツマイモに有毒なプラスチックを混ぜて作られた偽のお米だった。米海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が25日報じた。
インドネシア国有調査会社は21日、偽装米の実態調査の結果としてポリ塩化ビニル(PVC)などの有害化学物質の含有を確認した。一般的にPVCはパイプやケーブル、床のタイルを作るために使用されている。
中国国内のある飲食業者によると、このような「プラスチック米」を食べるのはビニール袋を飲み込むに等しい。一部の報道では「プラスチック米」を長く食べ続けると腹痛や胃がんにつながる可能性があると指摘されている。
偽装米が市場に出回り、東南アジア地域の住民らの間ではパニックが広まっている。それに対し、中国商務部部長アシスタントの王守文氏はインドネシアのゴーベル貿易大臣と会談し、偽装米の調査に協力すると約束した。ゴーベル大臣はすでに国民の不安を引き起こしており、インドネシア政府は極めて重視していると述べた。
(翻訳編集・王君宜)
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