【大紀元日本2月26日】炊飯器、ウォッシュレットの次はお米か。日本製品の買い占めで話題になっている中国人富裕層に、日本産のお米への需要が年々高まっているという。
中国最大の穀物商社、中糧集団(COFCO)が輸入する日本のコメは、住友商事のグループ会社が中国で運営する品店(ピンストア)で、1キロ74元(約1400円)の高値で売れるものの、中国産米の価格は1キロわずか7.5元(約140円)。
需要の増加により、多くの中国人消費者が、オンラインショッピングで日本米を購入している。中国の最大手インターネットショップ淘宝網(タオバオワン)で、ある購入者は「中国米より、日本米の味やもっちり感が良い。金額に見合う価値がある」と好評。同サイトの取引履歴によると、1人の顧客が5キロ1499元(約2万8000円)で日本の高級米を購入している。
日本農業協同組合連合会によると、2014年に中国が輸入した日本米は160トンと少ないが、前年と比べると2倍以上増加しているという。
中国の米汚染も深刻な問題となっている。中国環境保護省は昨年4月に公開した報告書で、土地の16.1%、農地の19.4%が汚染されことを明かした。広東省では2013年5月、国産米に対するサンプル調査を実施した結果、44%がカドミウムに汚染されていることが分かった。
(翻訳編集・王君宜)
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