中共軍ではこの3年、高級将校の失脚が相次いでいる。公開情報によると、第14期全国人民代表大会(全人代)代表を罷免され、代表資格を失った軍高官は46人に上る。内訳は上将22人、中将18人、少将6人。
2026年8月28日、張又俠、劉振立、巨乾生の上将3人と鍾紹軍中将の計4人が全人代代表を罷免された。
同日、全人代常務委員会第24回会議が閉幕した。会議後の発表によると、張又俠は国家中央軍事委員会副主席を、劉振立は国家中央軍事委員会委員をそれぞれ解任された。
公告によると、今回、全人代代表12人の代表資格が失効した。このうち軍関係者は4人で、元国家中央軍事委員会副主席の張又俠上将、元国家中央軍事委員会委員で統合参謀部参謀長の劉振立上将、元戦略支援部隊司令官の巨乾生上将、元国防大学政治委員で中央軍事委員会弁公庁主任の鍾紹軍中将が含まれる。
これに先立つ6月26日、全人代常務委員会は14人の全人代代表資格が失効したと発表した。この中には、許学強、李鳳彪、郭普校の上将3人と、王抗平、張明華、尹紅星の中将3人が含まれていた。
2023年初め、中共軍と武装警察部隊の26選挙区で軍人代表大会が相次いで開かれ、281人の全人代代表が選出された。全人代公式サイトの「代表名簿」の最新情報によると、現在、軍関係の全人代代表は233人となっている。
2023年当初と比べると48人減ったことになる。このうち46人は全人代代表を罷免され、李東と陳瑜の2人は退役または軍から地方への転職に伴い、解放軍・武装警察部隊代表団から地方代表団に移った。
これまでに第14期全人代代表を罷免された上将は22人で、次の通りである。
中央軍事委員会副主席の張又俠、同副主席の何衛東、中央軍事委員会委員で統合参謀部参謀長の劉振立、中央軍事委員会委員で政治工作部主任の苗華、中央軍事委員会委員で国防相の李尚福、ロケット軍司令官の李玉超、元ロケット軍司令官の周亜寧、元空軍司令官の丁来杭、武装警察部隊司令官の王春寧、海軍政治委員の袁華智、中央軍事委員会政治工作部常務副主任の何宏軍、中央軍事委員会政法委員会書記の王仁華、武装警察部隊政治委員の張紅兵、元海軍司令官の沈金龍、元海軍政治委員の秦生祥、元空軍政治委員の于忠福、元陸軍司令官の李橋銘、元情報支援部隊政治委員の李偉、元中央軍事委員会装備発展部長の許学強、元西部戦区政治委員の李鳳彪、元空軍政治委員の郭普校、元戦略支援部隊司令官の巨乾生である。
これら22人の多くは、習近平が自ら要職に抜てきし、上将に昇進させた人物である。
また、第14期全人代代表を罷免された中将は18人で、次の通りである。
中央軍事委員会統合参謀部副参謀長の張振中、元中央軍事委員会装備発展部副部長の張育林、南部戦区副司令官兼南部戦区海軍司令官の鞠新春、ロケット軍副司令官の李伝広、元中部戦区副司令官の李志忠、元陸軍副司令官の鄧志平、元南部戦区副司令官兼南部戦区海軍司令官の李鵬程、元陸軍副司令官の尤海濤、中央軍事委員会後勤保障部長の張林、聯勤保障部隊政治委員の高大光、中央軍事委員会訓練管理部長の王鵬、海軍参謀長の李漢軍、ロケット軍規律検査委員会書記の汪志斌、中央軍事委員会国防動員部政治委員の王東海、元聯勤保障部隊司令官の王抗平、元サイバー空間部隊司令官の張明華、元南部戦区陸軍政治委員の尹紅星、元国防大学政治委員で中央軍事委員会弁公庁主任の鍾紹軍である。
少将では6人が第14期全人代代表を罷免された。
ロケット軍装備部長の呂宏、中央軍事委員会装備発展部副部長の饒文敏、中央軍事委員会監査署監査長の孫斌、中央軍事委員会政治工作部主任助理の辺瑞峰、第73集団軍(旧第31集団軍)軍長の丁来富、ロケット軍第64基地司令官の楊光である。
相次ぐ軍高官の失脚をめぐっては、中共軍内部で大規模な人事刷新が続いていることを示すものとして注目されている。
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