社会 海外販売か 相次ぐ大量持ち出し

中国人3人 沖縄で天然記念物ヤドカリ4163匹を違法捕獲

2026/07/27
更新: 2026/07/27

沖縄県で、中国人の男3人を国の天然記念物「オカヤドカリ」4163匹を無断で捕獲し、発送しようとしたとして逮捕した。

3人はヤドカリを段ボール6箱に詰め、コンビニから宅配便で発送しようとした。しかし、配送業者が箱の中で大量のヤドカリが動いていることに気付き、警察へ通報。約1か月の捜査を経て、文化財保護法違反などの疑いで逮捕した。

オカヤドカリは沖縄や奄美などに生息する希少な生物で、日本では国の天然記念物に指定されている。許可なく捕獲したり持ち出したりすることは法律で禁止している。

なぜこれほど大量のオカヤドカリを捕獲したのか。背景には海外でのペット需要があるとみられる。2025年に鹿児島県・奄美大島で摘発した中国人3人は、「以前もインターネットで売ったことがあり、今回も販売目的だった」と供述した。

専門業者によると、オカヤドカリは種類や状態によっては1匹2万円ほどで売買される。すべてが高値で売れるわけではないが、大量に集めれば高額な利益につながる。

国立環境研究所の調査でも、日本のオカヤドカリは台湾など海外の市場で取引されていて、日本から違法に持ち出されていると指摘。

落ち葉や動物の死骸を食べ、沿岸の自然を支えるオカヤドカリは、国の天然記念物指定の貴重な生物だ。一度に数千匹も持ち去れば、地域の生態系への影響が懸念される。

しかし、こうした違法捕獲は後を絶たない。2025年には奄美大島で中国人3人が約5200匹を違法に捕獲し摘発した。今年6月にも同じ奄美大島で、中国人2人が1443匹を違法に捕獲したとして逮捕・起訴され、押収したヤドカリの一部は輸送中に衰弱して死んでいた。

摘発したのは氷山の一角に過ぎない。日本の貴重な自然を守るためにも、違法捕獲や海外への持ち出しを防ぐ対策が一層求められる。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!