トランプ米大統領は4月30日、現在2ヶ月におよぶ米国・イスラエル対イランの戦争において、スペインとイタリアからの支持が欠けていることを理由に、両国から米軍の一部を撤退させることを検討する可能性を示唆した。
トランプ氏はその前日、ドイツに駐留する米軍の削減の可能性について検討していることを明かしており、短期間のうちに最終決定を下すと述べていた。
木曜日、ある記者がトランプ氏に対し、スペインとイタリアについても同様に検討するかと質問した。これは、イランの核能力を排除することを目的として2月28日に開始された、米国とイスラエルによるイランへの共同攻撃に対し、両国が冷ややかな反応を示したことを受けてのものだ。
「なぜ検討しない理由がある? イタリアは何の助けにもならず、スペインはひどかった。まったくもってひどかった」とトランプ氏は述べた。
米国防総省のデータによると、2025年12月時点でイタリアには12,662人の現役兵が駐留している。スペインについては、合計3,814人であった。イタリアは、現役米軍の駐留者数が多い上位5カ国のうち、日本、ドイツ、韓国に次いで4位に位置している。
トランプ氏のドイツに対する警告は、ドイツのメルツ首相が月曜日、イランが米国に屈辱を与えていると述べ、「国家全体がイラン指導部によって屈辱を受けている」と学生たちに語ったことから始まった。
「イラン人は明らかに交渉に長けている。というより、交渉を『しない』ことに非常に長けており、アメリカ人をイスラマバードまで行かせておきながら、何の結果も得られないまま再び立ち去らせているのだ」と、メルツ氏はドイツのマルスベルクでの学生向けの講演で語った。
メルツ氏は、トランプ氏がその2日前に予定されていた首脳会談を突然キャンセルした後、4月27日にイラン側との交渉のために米当局者をパキスタンに派遣した決定に言及していた。
トランプ氏は水曜日にソーシャルメディアを通じて、「ドイツにおける駐留軍削減の可能性を調査し、検討している」と発表した。
その後、メルツ氏はイランをめぐる意見の相違はあるものの、トランプ氏とは依然として良好な関係にあると述べた。
「私の見解では、米大統領との個人的な関係は良好なままだ」とメルツ氏は記者団に語った。「私は単に、イランとの戦争で始まったことに対して、当初から疑念を抱いていただけだ。だからこそ、それを明確にしたのだ」
これに対し、トランプ氏はメルツ氏について、欧州におけるロシアとウクライナの戦争にもっと集中すべきだと述べた。
「ドイツ首相は、これまで全く力になれなかったロシア・ウクライナ戦争の解決や、移民・エネルギー問題を抱える自国の再建に専念すべきだ。イランの核の脅威を排除しようとする我々の行動を妨害するのは、もってのほかである」と、トランプ氏は木曜日のソーシャルメディアへの投稿で述べた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。