9月3日に行われた中国・北京での軍事パレードで、中国共産党トップの習近平らが語った「臓器移植で不老不死」「150歳まで生きられる」という衝撃的な発言について、米下院のマイク・ジョンソン議長は「悪魔の会話かのようだ」と強く批判した。
3日、北京で大規模な軍事パレードが始まる前、習近平とプーチン、金正恩が突然臓器移植と不老不死について冗談交じりに話した場面が広く波紋を呼んだ。
習近平が「以前は70歳まで生きられる人はほとんどいなかったが、今では70歳はまだ子供だ」と語ると、プーチンは「人間は絶えず臓器移植をすることで若返り、やがて不老不死も可能になる」と述べ、場は笑いに包まれた。
これに、習は「今世紀には人類が150歳まで生きられるかもしれない」と話し、金正恩も興味深そうに耳を傾けていた。
三者のやり取りが公開されると、大きな波紋を呼び、中共が主導する臓器収奪の犯罪に対して再び関心が集まった。中共の官製メディア中国中央テレビ(CCTV)のYouTubeライブ配信は現在非公開となっている。
米下院のマイク・ジョンソン議長は4日、大紀元の姉妹メディアであるNTDの記者がこの件について質問すると、「我々は中国における臓器移植について、多くのおぞましい事実について耳にしてきた」と語った。
「供給される臓器は『同意していないドナー』から摘出されたものだ。このように表現しても、まだ生ぬるいくらいである」と指摘した。
ジョンソン氏は、「しかも、彼らのやり取りがマイクに偶然録音されていたのだ」と語り、習とプーチンの話は「悪魔の会話かのようだ」と強く批判した。
ジョンソン氏はまた、中共の指導者らがこの問題について個人的に協議したという事実は、強い警戒を喚起すべきだとも述べ、「アメリカはこのような行為に反対し、議会は既に関連法案を制定している。必要であれば、アメリカはこの問題を優先事項として扱うだろう」と語った。
今年5月、米下院は全会一致で「法輪功保護法案」を可決。本法案は、中国共産党(中共)政権下で続く法輪功学習者らに対する生体臓器収奪や迫害に対し、アメリカとして初めて法的制裁を科す包括的な枠組みを定めている。
具体的には、生体臓器収奪に関与した個人・団体への資産凍結やアメリカ入国禁止などの制裁措置を明記し、アメリカ政府が中国の臓器移植分野との協力を一切回避する方針を示している。

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