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中国 中国各地のコストコが販売停止措置

中国有名ブランド「麻六記」の即席麺にカビ混入報告 日本では現在も販売

2025/07/30
更新: 2025/07/30

酸っぱくて辛いスープに春雨が入った中国の庶民的な麺料理、「酸辣粉(サンラーフン)」。

現在、中国の有名ブランド「麻六記(マーリウジー)」が販売するこの酸辣粉で、「カビ混入」や「異臭」などの深刻な品質問題が相次いで報告されており、大手会員制スーパーのCostco(コストコ)では全国の店舗で販売停止となっている。

しかし一方で、問題が報告された製品と同一かは不明ながら、楽天など日本の通販サイトでは「麻六記」ブランドの酸辣粉が現在も販売されている。

 

品質問題が指摘された「麻六記」の酸辣粉。(スクリーンショット)

 

問題となっている「麻六記」ブランドを手がけるのは、実業家・汪小菲(おう・しょうひ)氏。台湾の人気女優で故人となった徐熙媛(バービィー・スー)さんの元夫としても知られている。

7月中旬以降、深圳(しんせん)や寧波(ねいは)など各地で購入者から「粉がカビていた」「刺すような臭いがする」といった苦情が続出。調査により、いずれも製造日が今年6月16日で共通していたことが明らかとなった。店側は返金に応じたものの、健康被害への補償はなされていないという。

これを受け、製造を担当した下請け工場は「製造工程での殺菌が不十分だったため、一部製品が細菌に汚染された可能性がある」と発表し、謝罪を行った。

消費者が本当に求めているのは、名前の売れたブランドではなく、誠実な対応と向き合う姿勢である。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!