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参政党に梅村みずほ参議が入党 全国比例で参院選出馬へ

2025/07/01
更新: 2025/07/01

参政党は6月30日、臨時記者会見を開き、元日本維新の会の梅村みずほ参議院議員が同党に入党し、次期参議院選挙に全国比例区から立候補することを発表した。これにより、参政党の所属国会議員は5人となり、公職選挙法上の政党要件をすべて満たすこととなった。

会見で神谷宗幣代表は、梅村議員の入党に至る経緯について説明した。神谷代表は以前から梅村氏に声をかけていたが、当初は大阪選挙区での出馬を希望していたため話がまとまらなかった。しかし、参政党の大阪選挙区にはすでに候補者が決まっていたため、最終的に全国比例での出馬となった。入党の手続きは6月26日に打診、27日に手続き開始、28日に入党完了、29日に党の公認が決定するという、非常に短期間で進められた。

梅村議員は、維新の会を離党後、自民党や国民民主党への公認申請も模索したが、最終的に参政党を選んだ理由について「自分の力を役立てられる政党を探していた。参政党の『日本人ファースト』の姿勢や、外国人との共生に関する政策に強く共感した」と語った。また、参政党の支持率が上昇している現象については「日本人の生存本能が危機感となって表れている」と述べた。

一方で、記者からは「どの党でもよかったのでは」との指摘もあったが、梅村氏は「党よりも人の時代が来ている。信念が貫けない政党には行けない」と反論し、参政党の政策と自身の考えが高い親和性を持つと強調した。

また、参政党が宗教団体や特定の支援団体と関係があるのではないかという疑念について、神谷代表は「どの宗教団体や企業、労働組合からも応援や資金提供は受けていない」と明確に否定した。党員の中には様々な信仰を持つ人がいるが、党として宗教団体と連携する場合は公表する方針を示した。

参政党は今後の参院選で「最低6議席」を目標に掲げ、重点選挙区として埼玉県を加えるなど、選挙戦を本格化させる構えだ。神谷代表は「ネットと地上波、現場の活動を組み合わせて支持拡大を図る」と述べた。

エポックタイムズの速報記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。