中国で大型連休中の10月6日、重慶市の高速道路で、サービスエリア(沪渝高速忠州服務区)付近の路面に「大量の画鋲(ガビョウ)」が「落ち」ていたことがわかった。
なかには、タイヤ1つに数十ものガビョウが刺さる不運な市民もおり、せっかくの連休気分もこれで台無しだ。
当然ながら被害を受けた車は、近くのサービスエリアで修理を余儀なくされたため、現場にある修理店は思わぬ需要に「大繁盛」だ。
「数十両の車が、タイヤにガビョウが刺さるなどの被害を受けたが、パンクや交通事故は起きていない」と現地の高速道路会社(重慶高速集団)は公表している。それによると、「ガビョウはあるトラックから、箱ごと落ちてしまい散らばってしまった」という。
しかしネットユーザーは公式発表の見解に対し、次々と疑問を呈している。
現時点で確証はないが、ネットユーザーのコメントのなかには「タイヤ修理店が、犯人はうちじゃないと言っても、誰が信じるのか?」「何も言わなくても、犯人はわかっている」などと、サービスエリアの修理店が「故意にガビョウを撒いた」と疑う声も少なくない。
なかには「これは景気回復に貢献したね」といったコメントまであった。
中国で起きた突発事件を報道するX(旧ツイッター)アカウント「海外爆料(@zhihui999)」によれば、「情報筋の話では、ガビョウをばら撒いたのはサービスエリアの修理屋で、修理屋は当局と結託しているという。
(現場の様子)
実際のところ中国では、高速道路に限らず、一般道から農村の田舎道まで、ありとあらゆる所にクギやガビョウなどの危険物が「落ちて」いたりする。
なかには、明らかに人為的と思われるケースも少なくなく、パンクなどの被害を受けたら「運が悪かった」と泣き寝入りするしかないのだ。
高速道路上でタイヤにガビョウが刺さったらパンクのリスクがある。 パンクしたら命に関わる大事故になるかもしれない。もしガビョウが人為的にばら撒かれたものだとしたら、お金に目がくらみ人の命は何とも思わないということだ。
「金のためならば何をしてもいいという中国人を作り出したのは中国共産党(中共)。中国人に無神論を教え、道徳低下をもたらせた中共が存続する限り、中国においてそのような事件や事故は絶えないだろう」と嘆きの声もネット上で広がっている。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。