パンデミック条約の締結を防げ 米下院議員が法案を提出

2024/09/18
更新: 2024/09/18

中共が軍事、経済、イデオロギー、健康、技術など多くの分野で米国や世界に脅威を与えているため、米連邦議会下院は先週、複数の「超党派」の反中国共産党(中共)法案を通過させた。米共和党のトム・ティファニー下院議員は、新唐人テレビのインタビューで、米国の二大政党が対立を捨て、共に中共に立ち向かうことができるのは励みになると述べた。

トム・ティファニー議員は、多くの法案の中で、自分が提案した米国人の健康に関連する法案について詳しく説明した。

「励みになるのは、どの政党の立場に立っていても、人々が中共がもたらす重大な脅威を理解できることだ。もしあなたが中共が自由な世界や米国に対して脅威を与えていることに気づいていないのなら、あなたはまだ目覚めていないのだ」

この法案は「上院の承認なしに世界保健機関(WHO)とパンデミック準備条約を締結してはならない」というもので、下院で通過し、上院での審議に提出される予定だ。

トム・ティファニー議員は「この法案に基づいて、バイデン・ハリス政権がWHOとパンデミック準備に関する合意を結ぶ場合、それは米議会上院での投票にかけられる必要がある。なぜなら、WHOが求めている内容は非常に条約に似ており、すべては透明性と説明責任に関わるからだ」と語る。

ティファニー議員は、中共が近年、国連やWHOなどの国際組織に浸透していると考えている。彼がこの法案を提案した理由は、WHOが2019年のパンデミックの際に中共が事実を隠すのを助けたからだ。

トム・ティファニー議員は次の様に語った。

「中共の浸透が問題の核心です。私たちは米国人の健康を国際組織に管理させるべきだろうか? 国連やWHOが様々な方法で世界に結果を示すのを見ると、それらは信頼できないことがわかる。私たちは米国の主権を守る必要がある」

また、ティファニー議員は新型コロナウイルスのパンデミックが世界に広がる中で、WHOが中共と「共謀」した責任があると指摘した。

「パンデミックが広がる中、WHOは中共の隠れた行動を明らかにすることに失敗した。その結果、この組織はパンデミックに対して共謀した責任を負うことになった。私たちはこの組織に対して、他の人々よりも一層警戒を強めるべきだ。米国の利益を優先的に守るようにしよう」