両会の厳戒態勢の中、中南海を狙った車両衝突事件

2024/03/11
更新: 2024/03/11

現在、中国共産党の全国人民代表大会と中国人民政治協商会議全国委員会会議(以下「両会」)が開催されている。10日、SNSのXで「深夜、中共権力中枢の中南海の新華門を目指して車で突進した」という内容の動画が拡散され、広く議論を呼んでいる。

元中国メディア関係者の趙蘭健氏によると、「両会」で、北京市内全域が厳戒態勢を敷いている中、10日、1人の男性が新華門に向けて車を加速した。しかし、新華門の門槛は高く、その男性は十数名の警備員に囲まれ、拘束された。

Xアカウント「逾鳳©(@realYuFeng)」は、「緊急報告!英雄が自爆攻撃で中南海を突破!3月10日未明、厳格な警戒の下、一人の勇者が車で命がけの攻撃を実行し、中南海の新華門に衝突しようとした。これは、(中共の)「人民のために奉仕する」という虚偽のスローガンを粉砕するためだ、数十名の警備員を撃退した。

別のユーザー「試金石(@jcweb11)」も、両会期間中に黒いセダンが中南海の新華門に突入しようとして失敗したことを投稿している。

今年の両会期間中には、北京での警備対策がこれまでにないほど強化され、中南海新華門前の私服警察の数も増加した。長安街の交差点には、警察車両が配備された。

このような厳重な警備体制の下での出来事にもかかわらず、今回の事件が発生し、ネット上では大きな議論を呼んでいる。

趙蘭健氏は「改造ショベルカーで突入することができるかもしれない」というコメントに対して、「非常に難しい。門槛が高く、木材が堅い上に鉄板で覆われており、突入は困難である」と返答した。

「Unicorn鷹眼燚金睛」は、「推背図の卦象によれば、勇者は皇宮の裏門から入ることになっているが、その時期は未定である」と述べている。

また「麻豆傳媒官方」は、「訴える場がないために新華門に衝突し、怒りを表現したと言われている」と報告している。 

大紀元がこの記事を発表した時点で、中共の公式な声明は何も発表されていない。

駱亜
中国語大紀元の記者、編集者。