ロシア軍機墜落と報道、ウクライナ人捕虜65人搭乗 撃墜情報も

2024/01/24
更新: 2024/01/24

[モスクワ 24日 ロイター] – ロシア国防省は、ロシア人捕虜と交換される予定だったウクライナ人捕虜65人を乗せた軍輸送機が24日にウクライナ国境近くで墜落したと明らかにした。ロシア国営通信RIAが伝えた。

ロシア国防省は、ロシア人捕虜と交換される予定だったウクライナ人捕虜65人を乗せた軍輸送機が24日にウクライナ国境近くで墜落したと明らかにした。ベルゴロド州でソーシャルメディアからの動画。(2024年 ロイター)

墜落したのはイリューシンIL─76で、ウクライナ人捕虜のほか、乗員6人と警備員3人の計74人が搭乗していたという。

ロシア議会の議員で退役将官であるアンドレイ・カルタポロフ氏は議会で、同機は3発のミサイルによって撃墜されたと述べた。情報源については触れなかった。

Il─76は、軍の要員や物資を運ぶ輸送機で通常は乗員が5人で、最大90人が乗ることができる。

地元当局者は、ウクライナと国境を接するベルゴロド州ベルゴロド市の北東コロチャンスキー地区で何らかの「事件」が発生したと述べた。調査官と救急隊員がすでに現場に到着しているという。

ロシア政府は記者団に状況を調査中と述べた。

ベルゴロド州は昨年12月のミサイル攻撃で25人が死亡するなど、ここ数カ月ウクライナから頻繁に攻撃を受けている。

Reuters
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