「祖国が災難に見舞われた。我われは(祖国に)戻って、戦わなければならない」
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが7日、イスラエルへの大規模攻撃に踏み切った。そのことを受けて海外に住むイスラエル人は、自身も戦闘に参加するため、帰国へ向けての準備を始めている。
しかし、一部のイスラエル行きのフライトは取り消されている。そのため、帰国を希望する海外のイスラエル人のなかには、途方に暮れている人もいる。
ニューヨーク・タイムス紙の取材に応じたヨータム・アブラハム(Yotam Avrahami)さん(31歳)もその1人だ。アブラハムさんは、米国のニューヨークで妻子とともに4年間暮らしてきたが、戦闘に参加するため帰国を希望している。最近の2日間の衝突で、イスラエルにいる家族や友人が亡くなったという。
アブラハムさんは「すでに2,000ドル(約30万円)の片道チケットを購入した。イスラエルに着いたら、まずは軍事基地へ行って戦闘参加の申し込みをする」という。
「私だけではない。全てのイスラエル人が、こうしているのだ」とアブラハムさんは語った。
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