[ジュネーブ 6日 ロイター] – 国連人権理事会で6日、中国新疆ウイグル自治区のウイグル族などに対する人権侵害疑惑について討論を行う動議が提案されたが、採決で否決された。
反対19、賛成17、棄権11だった。同理事会の16年間の歴史の中で動議が否決されたのは今回も含め2度しかない。
米国やカナダ、英国などが提案し、中国やカタール、インドネシア、アラブ首長国連邦(UAE)、パキスタンなどが反対に回った。
非政府組織(NGO)国際人権サービスのディレクター、フィル・リンチ氏は、「恥じるべき」投票結果だと指摘した。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は8月31日に発表した報告書で、新疆ウイグル自治区で人道に関する罪に相当する深刻な人権侵害があると指摘し、中国への圧力を強めていた。
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