中国雲南省の有名な観光地・景洪市は4日、ロックダウン(都市封鎖)を宣言した。突然の封鎖を受け、同市の空港や夜市などでは抗議が勃発し、警察が鎮圧した。
空港では同日、フライトの欠航や当局の対応の悪さに不満を爆発させた観光客らは「家に帰りたい、飛行機に乗せてほしい」と抗議した。
SNS上に投稿された動画では、防護服を着て銃を手にした警官が観光客と対峙している。警官が観光客を暴力で鎮圧する様子を捉えた動画も多数掲載された。一部の観光客は「人民に銃口を向けている!」と怒声を上げた。
現場にいた男性の観光客は大紀元に対して、「飛行機が着陸しても搭乗させてもらえず、痺れを切らした一部の旅客が強行突破しようとしたところ、銃を所持する警察によって鎮圧された」と話した。
同日夜、露店が集まる同市の告莊地区でも抗議が発生し、警察が武力で鎮圧したという。
深センから観光にやってきた林さんは、「地元の人はマスクすらつけていないうえに、自粛中でも一部の店は営業を続けている。それなのに当局は観光客を厳しく管理している」と憤った。
また、「当初は3~6日の3日間の隔離と言っていたのに、突然9日に延長された。さらに、3回もPCR検査をしないとここを出られないと聞いた」という。
(翻訳編集・李凌)
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