「第三次世界大戦が勃発するかもしれない」。米国のトランプ前大統領は9月27日のラジオ番組で自身の懸念を明らかにした。ロシアによるウクライナ侵攻に加え、台湾有事が発生する可能性があるとし、核兵器が使用される恐れがあると述べた。
最大の懸念事について聞かれたトランプ氏は、「なによりも心配なのが、第三次世界大戦が勃発するかもしれないということだ」と述べた。導火線となりうるのは「ウクライナで起きている悲惨な出来事」に限らず、「中国と台湾の間でもなにか起こるかもしれない」と指摘した。
ロシアのプーチン大統領は9月21日の国内向けテレビ演説で、自国民を守るためにあらゆる手段を尽くすと発言、核兵器の使用をほのめかした。これに対しトランプ氏は「核兵器によって、我々は前例のないほど危険な状態に置かれている」と述べた。
「米国と同等の核兵器打撃能力を持つ大国が、核という言葉を軽々しく口走るのは恐ろしいことだ。米国にとって脅威となるだけではなく、全世界を危険にさらしている」
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