[東京 10日 ロイター] – 浜田靖一防衛相は10日夜の就任会見で、台湾周辺で軍事演習を実施した中国の弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に初めて落下する中、南西方面の防衛を「目に見える形で強化する」と表明した。5年以内に防衛力を抜本的に増強するよう、岸田文雄首相から指示があったという
岸田首相は、防衛力とそれを裏付ける防衛費の財源確保を国際的に約束しており、国家安全保障戦略や防衛大綱を改定する年末までに今後5年間の防衛力整備計画を決定する。
浜田防衛相は「あらゆる選択肢を排除せず、具体的、現実的に議論をして、防衛力の抜本的強化に当たって必要となるものの裏付けとなる予算をしっかり確保していきたい」と述べた。
自民党の萩生田光一政調会長はこの日午前の就任会見で、防衛力強化が最重要課題と表明。国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に防衛力を増強するとした党の公約を速やかに実行に移すとした。
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