今月2日に大規模な通信障害が発生したKDDIは29日、3589万人の契約者を対象に「おわび返金」として、請求額から220円差し引くことを発表した。24時間以上連続してサービスを利用できなかった271万人には、契約料金プランの基本使用料等の2日分相当額を請求額から減算する。
返金対象となる契約者に対しては、8月中旬より順次、SMS (ショートメッセージ)や請求書等で通知する。
KDDIの高橋誠社長は記者会見で「長時間にわたり、当社の通信サービスをご利用の全国のお客様に多大なご不便とご迷惑をおかけしましたことを、深くおわび申し上げます。社会インフラを支え、安定したサービスを提供しなければいけない通信事業者として、今回のような事象を発生させてしまい、重く受け止めております」と陳謝した。そして、自身の報酬を3か月間20%自主返上するとした。
高橋氏は、返金の総額は73億円に上ると明らかにした。
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