岸田文雄首相は14日午後の記者会見で、今年の冬に電力不足が懸念されるとして、原発の稼働を進めるよう経済産業大臣に指示したと明らかにした。火力発電の供給能力も高める方針だ。
岸田首相は、今年の冬に再度電力の需給逼迫が起こると懸念されていることから、萩生田光一経済産業相に対し原発の稼働を指示したと明らかにした。最大9基の原発を稼働させることで、日本全体の電力消費量のおよそ1割を確保する。
また、ピーク時に余裕を持って安定供給を実現できるよう。、火力発電の供給能力を追加的に10基を目標に確保するよう指示した
岸田首相は、これらが実現すれば「過去3年間と比べ、最大の供給力確保を実現できる」と意気込みを見せた。
そして「政府の責任において、この冬のみならず、将来にわたって電力の安定供給を確保できるよう全力で取り組む」考えを示した。
岸田首相は夏の節電について「全国で10以上の火力発電所の稼働が再開し電力供給の見通しが立った。熱中症の懸念もあるため、無理な節電をせず、クーラー(エアコン)を上手に使って乗り越えてほしい」と呼びかけた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。