米ホワイトハウスのサキ報道官は27日、中国にロシアのウクライナ侵攻を非難するよう求めた。
サキ報道官は、米MSNBCのインタビューで、中国は米国と同盟国がロシアに科した制裁の一部を履行し、ウクライナの主権を支持する発言を行ったとしながら、「今は傍観している時ではない。プーチン大統領とロシアが主権国家に侵攻したことを声に出して非難する時だ」と呼びかけた。
同報道官はウクライナ情勢をめぐって、バイデン大統領と習近平国家主席は「最近話し合いをしていない」と明かし、近いうちに両首脳は意見交換する可能性があるとした。
「今はすべての国が歴史のどの部分に立ちたいのかを決める瞬間である」とサキ報道官は強調した。
中国外務省の汪文斌報道官は25日、ロシアのウクライナ侵攻について、「安全保障に関するロシアの正当な懸念を理解している」と述べ、「侵攻」と表現することを拒んだ。
バイデン大統領は24日、中国を念頭に「ロシアのウクライナに対するあからさまな侵略を容認するいかなる国も、その付き合いによって汚名を着せられるだろう」と批判した。
(翻訳編集・張哲)
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