中国国営メディアによると、6月末から続く豪雨により、中国最長の河川・長江の流域の住民128人が死亡し、130万人が避難を強いられている。また、週末には台風が接近するため、被害は拡大すると予想されている。
記録的な降雨量で、長江流域では4万1000世帯が住宅損壊し、数百万世帯がその危険にさらされている。
北京の京報ネットによると、上海の近くの太湖の水位は数十年で最高の水位に達し、台風の影響で氾濫の危険性がさらに高まっている。
新華社は5日、この災害による損害が381億6000万元(約5808億円)以上と伝えた。
中国南部では毎年、梅雨が訪れるが、今年は雨量が記録的に多くなる見込み。6月、汪洋副首相は、今年はエルニーニョ現象の強い影響で、長江や准河流域で洪水の可能性が高まると注意をうながしていた。
(翻訳編集・佐渡道代)
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