【大紀元日本2月10日】中国税関総署が8日発表した1月の貿易統計によると、輸出は前年同月比で3.2%減、輸入も同19.7%減と5年ぶりに大幅減少した。事前の市場予測では輸出が4%増、輸入が3.3%減だった。
税関総署は1月輸出入の減少は原油など国際価格の下落と大口商品輸入量の減少が主因だとしている。1月の貿易統計によると、石炭の輸入量が同40%減少し、原油が同7.9%減少した。輸出では電気製品や自動車部品、アパレルなどの減少が目立っている。
主要貿易先では、東南アジア諸国連合(ASEAN)が15.5%増、米国が4.8%増。一方、欧州連合(EU)は4.6%減、韓国は9.7%減だった。 日本への輸出は20.5%減、日本からの輸入は13.8%減と、いずれも大きく落ち込んだ。
経済成長の鈍化ですでに内需が低迷しており、外需も冷え込めば、景気がさらに減速することになる。「毎経網」(2月9日付)によると、証券会社申銀万国の李慧勇氏は、1-3月期の国内経済状況は依然厳しいとの見方を示した。
(翻訳編集・張哲)
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