【大紀元日本1月26日】中国南京市で、「農村経済協同組合」と称するニセ銀行が銀行業務を営む資格がないものの、国有銀行とそっくりなため、わずか1年で顧客200人から、2億元(約37億7000万円)を騙し取った。
中国メディアによると、南京市浦口に位置するこのニセ銀行は、正規銀行のままの作りになっている。高級そうに見えるカウンター、電子掲示板、ATM、発券機を備えており、正規銀行の制服を着用する従業員が対応に当たっている。公式サイトも開設している。
さらに、預金者確保のため、国有銀行と同じように定期預金の金利を提供するほか、毎週2%に上る利子補給金を支払うと約束していた。
被害者の多くは、中小企業が集中する江蘇省や浙江省の民間企業の経営者。ある顧客は昨年5月、仲介者を通じて自社の流動資金1200万元(約2億2600万円)をこのニセ銀行に預けた。4週間連続で利子補給金を受け取った後、利子補給金の支払いは途絶え、預金も引き出せなくなった。
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