【大紀元日本8月5日】江沢民派の重鎮、周永康・中央政治局前常務委員への立件、捜査が発表され、「次に退治されるトラは江沢民・元国家主席か」との見方が高まる中、中国国内メディアは、習・国家主席の政権内部での「腐敗と戦うには、個人の生死、名誉毀損をまったく気にしない」との発言を報じた。双方の戦いの熾烈さが垣間見えるとして発言が注目されている。
中国国内メディア「長白山日報」の4日の報道によると、吉林省長白山市共産党委員会の1日の内部会議で、習・国家主席のこの発言が通達された。
中国政府の喉とされる国営新華社通信の電子版も、「習主席は汚職取り締まりでなぜ、『個人の生死、個人の名誉毀損』を言及したのか?」と題する記事を掲載したが、すぐに取り下げられた。
習指導部は2012年11月の発足以来、汚職撲滅運動のもとで江沢民派の高官を次々と取り締まった。大紀元時報が入手した内部情報や香港メディアの報道によれば、習・国家主席と、この運動を実施する党中央規律検査委員会のトップ王岐山・書記はそれぞれ数回暗殺に遭ってきた。
江沢民指導部において、汚職取り締まりに奮闘していた当時の朱鎔基・首相の「100の棺桶を用意した。99は汚職幹部のもの、もう一つは私自身のためだ」と死を覚悟した言葉は有名だ。
習・国家主席は6月26日の最高指導部内部会議で、「誰がだれを恐れるのか」と江沢民派と対決する意気込みをみせ、朱・元首相の上記の言葉を引用した、と香港メディアが報道した。
(翻訳編集・叶子)
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