「フクシマ50勇士」に巨額の寄付金 台湾企業家から

2011/03/19
更新: 2011/03/19

【大紀元日本3月19日】福島第一原発に作業員50人が残り、危険を冒して作業を行っている。東日本の地震や福島原発事故が世界で広く報道されている中、原発作業員の行動が注目を集めている。欧米メディアはこの50人を「英雄フクシマ50」と称賛し、台湾では「フクシマ50勇士」と呼ばれている。 18日に台湾で開かれた日本大地震への寄付金イベントで、匿名の企業家が50人の作業員の家族に総額5000万台湾ドル(約1億3千万円)を寄付した。

台湾中央通信社の報道によると、日本の震災への寄付金を集めるために、中華民国赤十字やメディア数社、台湾の芸能界が合同で18日夜、「希望を信じるFight&Smile」をテーマにしたイベントを開催。馬総統夫妻も参加し、オペレーターとして電話で寄付金を受け付けた。難にあった友人を全力で助けることが人間としての基本であると馬総統は話した。

同イベントで集められた寄付金は1億5千万台湾ドルを超えているという。複数の企業から多くの寄付金が寄せられたほか、芸能人の王力宏(ワン・リーホン)も200万台湾ドルを寄付している。また、ある匿名の企業家は福島原発の作業員50人の家族あてに、5000万台湾ドルを寄付した。

(翻訳編集・趙莫佳)