【大紀元日本1月26日】台湾空軍は、第三次戦闘機編成装備計画の主力戦闘機に垂直離着陸型(VTOL方式)を照準をあてているが、台湾空軍総司令官・劉貴立氏は、「米国の最新鋭機JSXが理想だが、予算的に割高」と話しているという。
香港メディアは劉司令官の談話を報道、台湾空軍はすでに第三次戦闘機の配備計画を策定完成、台湾本土が中共軍の中距離ミサイルに被弾しても滑走路の制限を受けない垂直離着陸機を要求しているという。米側はJSF戦闘機を台湾側の要求2000機から1000機に縮小、引渡し価格を1機当たり9000万米ドルに設定、現役配備中のF-16より2倍以上するため、台湾側に予算の関係で割高感が広がっているという。
米国製戦闘機JSFは、米英両国共同プロジェクトにより研究開発された最後の「有人最新鋭戦闘機」、レーダ透過のステルス性と垂直離着陸の両面を具備、米国ロッキード・マーティン社が2005年から生産開始、2008年から米空軍に配備予定。現在、F-16を現役配備している日本を始めとする西側NATO諸国は潜在的な納入先になると見られる。