自分の手で授業料を稼ぐ子供たち

2005/05/23
更新: 2005/05/23

【大紀元日本5月23日】全国政治協商会議第10期第三回会議のリーク情報によると、全国機関の交通費、接待費、海外研修費は年間それぞれ3000億、2000億、2500億元に達し、その大部分は指導幹部らに浪費されているという。湯水のように公費を使いまくる官吏たちがいる一方で、自分の手で授業料を稼がなければならない子供たちがいる。中国の教育法には9年間の無償の義務教育が明記されており、小学校、中学校では授業料を収める必要がないはずなのだが…。

貴州省赤水市へ出張に行った際、心痛ましい場面を見た。まだ幼い男の子と女の子の二人が、大人たちに混じってレンガを背負って運んでいた。煉瓦の重さは少なくとも25キロはあるようだった。二人の勤勉さに感心しながらも、いたたまれない気持ちになった。男の子は「とても疲れるけど、授業料を貯めることができれば…」と笑顔で教えてくれた。

私と同行した同僚は目を熱くしていた。私の心もしばらく落ち着かなかった……

やっと背負うことができた

重すぎるよ

気をつけて、足を打たないように

(博訊ニュースネットより)