EUは中共に人権保護状況の改善を促す

2005/05/12
更新: 2005/05/12

【大紀元日本5月12日】EUの官吏は、5月11日に中国共産党当局に極めて悪い人権保護状況を改善するように促した。これはEUが中国に対して武器輸出禁止解除に必要な措置とされる。

EUはもともと中共に対して武器輸出禁止を解除しようとしていることは、すでにワシントン、東京などの方面の批判を引き起こした。EUの対外関係委員ワアルデナ氏は、記者会見において、中国に対して武器輸出禁止解除はタイムテーブルがないことを表明した。

彼女は、中国は《公民権と政治権の国際公約》(International Covenant on Civil and Political Rights)の批准、および89年の天安門事件の中で拘留された民主化運動人士の釈放によって、その人権保護状況を改善することができると言った。

ワアルデナ氏は北京を訪問した時、中共の温家宝国家首相と面会した。中共が引き続きEUの中国に対する武器輸出禁止解除を推進すると予想された。

今回の訪問は、ワアルデナ氏が中共の上級官吏ともう一つ手を焼く議題を討論することになる。つまり中国からヨーロッパへの繊維製品大量輸出である。10年前に世界貿易機関の繊維製品割当額制が取り消された後で、中国は繊維製品をヨーロッパへ大量に輸出し始めた。ヨーロッパの各国は、中国の繊維製品が大量にヨーロッパに入らないように反発し、緊急行動を起こした。

(新唐人テレビ局)