トランプ氏、対トルコ制裁解除を検討 F-35戦闘機売却も

2026/07/08
更新: 2026/07/08

ドナルド・トランプ米大統領は7日、米政府が2020年にアンカラによるロシア製防空ミサイル購入を理由にトルコへ科した制裁を解除する方針を発表。このNATO同盟国へのF-35戦闘機売却も検討していると述べた。

トランプ氏は、トルコの首都アンカラで開催されたNATO首脳会議に出席するため訪問した。米大統領のトルコ訪問は11年ぶりで、トランプ氏はトルコのエルドアン大統領による盛大な国賓儀礼で歓迎を受けた。

エルドアン氏との2国間会談に先立ち、トランプ氏は記者団に対し「我々は制裁を解除する。友好国を制裁したくはない」と述べた。さらに、マルコ・ルビオ国務長官とスコット・ベッセント財務長官がこの問題を処理していると付け加えた。

トルコへのF-35ステルス戦闘機売却の可能性についても、トランプ氏は同様に楽観的な姿勢を示し、以下のように述べた。

「多くの点で、トルコは我々が忠実であり続けると考えていた他の国々よりも、はるかに忠実だ」「(戦闘機の売却は)我々がこれから下す決定の一つだ……これは素晴らしい機体であり、現時点で間違いなく最高の機体として大きくリードしている。当然、我々が検討することになるだろう」

2020年、米国はトルコがロシア製S-400防空ミサイルシステムを購入したことを理由に、トルコの主要国防企業に制裁を科し、当時生産パートナーであったトルコをF-35計画から除外した。

両国は関係が損なわれ、トルコの国防計画にも支障が生じており、トルコ側はトランプ氏の今回の訪問がこの膠着状態を打開することに期待を寄せてきた。

実際、両首脳が昨年9月にホワイトハウスで会談した際にも、この問題に決着をつけたいとの意向がすでに示されていた。トランプ氏の隣に座ったエルドアン氏は7日、トランプ氏がこの問題を解決し、争いに終止符を打つと確信していると述べた。

エルドアン氏は以下のように述べた。

「トランプ氏はこの件について、我々に直接約束をしてくれた。この問題について、トランプ氏は常に有言実行だ」

「ここで、アッラーのご加護があれば、今回の首脳会議でF-35戦闘機について有利な決定がなされると信じている」

両首脳は公開の場での発言で、互いを称賛し合った。ただし、制裁解除および戦闘機販売の再開には、なお法的な障害が残っている。

米議会は、ロシア製システムが米国製戦闘機に安全保障上のリスクをもたらすことを防ぐため、トルコがS-400システムを保持したままではF-35戦闘機を一切販売できないとする法律を可決していた。

現行の米国法では、トルコがF-35計画への復帰を望む場合、S-400システムを運用・保有することは認められていない。

ロイターに情報を提供した関係者2人によると、トランプ氏はこの潜在的な売却案を全面的に支持する見通しだという。

ここ数週間で注目されている解決策の一つは、このロシア製システムを第三国へ移送するというものだが、現時点では関連する合意には至っていない。

ロシアは兵器販売において通常、最終使用者に関する義務を求めているため、この措置がロシアに受け入れられるかどうかは、現時点では不明である。

李言