20日、トランプ米大統領が搭乗していた大統領専用機「エアフォース・ワン」は、軽微な電気系統の不具合が確認されたため、ワシントンD.C.近郊のアンドルーズ統合基地に安全に着陸した。トランプ大統領はその後、別の航空機に乗り換え、スイス・ダボスへ向かった。
ホワイトハウスのレビット報道官は、今回の行程について「別の航空機で継続される」と説明した。機体の不具合は、最初の航空機が離陸して間もなく、乗務員によって発見されたという。
航空機の動向を追跡するオープンソース「ADS-Bエクスチェンジ」のデータによると、当該機はニューヨーク州モントーク付近、ロングアイランド最東端沖の大西洋上空で旋回していたと確認。
記者団によると、当初のエアフォース・ワンからは、数人の職員が荷物を携えて機内の外に降りる様子が目撃された。機内では乗務員らが慌ただしく移行作業を進め、箱詰めした果物や包装したサンドイッチ、飲料などを次々と機内の外に運び出していた。地上では、十数個のスーツケースが機体から降ろされ、トラックに積み込まれる様子も確認できた。
機内のテレビでは米フォックス・ニュースが放映され、画面のテロップにはトランプ大統領の専用機に電気系統の故障が発生したとの速報が流れていた。
同行記者によれば、トランプ大統領はすでに新たな航空機に搭乗したという。
トランプ大統領は代表団を率いてスイス・ダボスを訪れ、各国首脳らとともに世界経済フォーラム(WEF)に出席する。
アメリカの大統領や副大統領が搭乗する航空機で安全上のトラブルが発生する例は極めてまれだが、前例がないわけではない。2011年には、オバマ大統領がコネティカット州での行事に向かう途中、悪天候のため着陸を中止した事例がある。
また2012年には、当時のバイデン副大統領が搭乗した「エアフォース・ツー」がカリフォルニア州で鳥と衝突したものの、最終的には安全に着陸している。
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