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法輪功保護法案を上院に提出 クルーズ米上院議員 「中共は邪悪な組織」

2025/07/23
更新: 2025/10/23

1999年7月20日以来、中国共産党は国家のあらゆる機構を総動員し、法輪功という信仰グループに対して残酷な迫害を加え、さらには生きたままの臓器収奪まで行ってきた。この迫害はすでに26年にわたって続いている。新唐人テレビのスティーブ・ランス記者は、米国連邦議会上院の「商務・科学・運輸委員会」委員長であり、「法輪功保護法案」の提案者でもあるテッド・クルーズ上院議員にインタビューを行った。

記者はテッド・クルーズ上院議員に、上院に提出した『法輪功保護法案』が可決され、法案が成立した場合、中共にどういうメッセージを送るか。 また、この法案には実際どのような効果があるかと質問した。

クルーズ議員はまず中国共産党の法輪功迫害について「中共は殺人、拷問、強制収容所の設置などを行い、法輪功の人々を迫害している。法輪功は少数派の信仰グループであり、中共からの標的となり、逮捕され、残酷な迫害を受けている。その中には生きたまま臓器を収奪される行為も含まれている。中共は法輪功の学習者を逮捕し、彼らの臓器を収奪して他の中国人に移植したり、海外の闇市場で販売したりしているのだ。このような犯罪行為は極めて恐ろしく、まさに人道に対する罪だ」と述べ、法案について以下のように述べた。

「私が提出した法案は非常にシンプルで、法輪功学習者の臓器収奪に関与したすべての者に制裁を課すというものだ。常識的な内容であり、非常に単純明快な法案だ。私の提案はすでに下院で口頭採決によって可決され、一人の反対者もいなかった。これは非常に良い流れだ。今後は上院でも通過させる必要があり、私は引き続きその実現に向けて取り組んでいく。私たちは、中共が犯している邪悪な罪を明確に非難しなければならない」

「私は上院議員として13年間、中共政権の横暴に正面から立ち向かってきた。2012年に上院に初当選した際、私は『これからの1世紀において、中共は米国にとって最大の地政学的脅威となる』と述べた。冷戦時代にレーガン大統領がソ連に対抗したように、我々にも包括的な戦略が必要だ。共産主義中国に対しても同じように、戦略的に対応すべきだと考えている。

当時、2012年から2014年にかけての数年間は、私はほとんど孤軍奮闘の状況であった。民主党議員のほぼ全員が私に反対し、多くの共和党議員も私を支持しなかった。多くの人々が中共の資金に目を奪われ、他の問題に関心を持っていなかったのだ。しかし、今では多くの人がようやく目を覚まし始めたと感じている。

レーガン大統領を振り返ってみると、冷戦時代における明確な方針と力強い姿勢がよく分かる。私は10歳の頃にレーガン大統領が就任し、彼がソ連を『邪悪な帝国』と呼び、マルクス主義とレーニン主義は歴史の中で滅びる運命にあると語ったのを覚えている。

中共は『文明国家』を自称し、国連安保理の常任理事国であり、多くの国際組織にも加盟しているが、それでも臓器収奪を続けている以上、恥を知るべきだ。だからこそ、私たちは中共の邪悪な行為を暴き、真実を明らかにし続けなければならない。私はこのために、今後も引き続き戦い続けていく」

また記者は次のように質問した。

「上院議員、最後に、中共が米国に仕掛けている国境を越えた犯罪行為について、 たとえば、我々の機関やメディアを操作するなどの行為について、どのように対処すべきだと考えているか?」

クルーズ議員は次のように答えた。

「中共はプロパガンダとスパイ活動に非常に積極的だ。米国内には活発なスパイネットワークが存在し、中国系米国人や台湾系米国人を標的とするだけでなく、現在ではすべての米国人に対して影響を及ぼし始めている。私が最初に可決した法案の一つは、孔子学院の廃止に関するものであった。孔子学院は米国の大学に設置されており、中共の資金によって運営され、プロパガンダやスパイ活動の拠点として機能していたのだ。

私は共産主義こそが人類史上もっとも邪悪なイデオロギーだと信じており、中共はまさに邪悪な組織だ。米国はそのリーダーシップを発揮し、スパイ活動やプロパガンダ、知的財産の窃盗、さらには殺人や拷問といった行為を阻止しなければならない。現在も、中国では100万人以上のウイグル人が強制収容所に拘束されている。中共が自国民を大規模に弾圧し続けている限り、我々は中共を文明社会の一員と見なすべきではない」