この話題は先月31日、中国SNSのトレンド入りした。
中国メディアの報道によると、「事件」が起きた3月24日、山で山菜採りしていた盧さん(女性・69歳)はうっかりアリの巣を踏んでしまった。すると、巣から噴出するかのごとく出てきたアリたちは彼女の足をよじ登り、噛みついたそうだ。このピンチに怒った盧さんは、噛まれた報復に、アリの巣を燃やそうとして、持っていたライターで、巣の周りにあった枯れ草や枯れ木に火をつけたという。
すると、乾燥した天候と強風などで、火はみるみる燃え広がり、ついに山火事に発展した。総面積47.37ヘクタールの一般低木林が焼き尽くされ、損失は141万元(約2887万円)に上るという。
山火事事件の裁判は近日開廷し、盧さんは「失火罪」で懲役8か月言い渡された。加えて、彼女は2025年3月30日までに植え替えと修復を完了させなければならない。
「私はただ、足によじ登ってきて、私を噛んだアリたちに仕返ししたかっただけなのです。自分の衝動的な行動がまさか、山火事を引き起こすなんて思ってもみませんでした! 本当に後悔しています!」
盧さんは裁判の席で後悔の言葉を述べた。
「アリがきっかけで起きた山火事事件」は中国のネットで話題となり、「実際に起きた事件」から得た「悟り」として、「衝動的に何かをするのは良くない」
どんな時も、まずは落ち着こうと、多くのネットユーザーたちは書き込んだ。
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