中国 住民に広がる不安、また手抜き工事か?

「またも」建設中の地下鉄が崩落 住宅地すぐ近く=中国・西安

2024/07/03
更新: 2024/07/03

陝西省西安市の建設中の地下鉄8号線で1日、道路崩落事故が発生した。

前日の深夜から建設現場では水と土砂が噴出しており、1日になると路面が崩落して巨大な穴が空き、付近は大渋滞となった。

崩落した現場は住宅地のすぐそばにあり、付近住民は避難を余儀なくされ、現地住民の不安が広がっている。なかには料理中だったのに「ガスを止められた」と訴える住民もいた。

崩落現場(SNSより)

SNSに出回った崩落現場の動画や写真では、道路に大きな穴が空いていた。しかも、穴の中は空っぽだ。崩落した路面の断面があまりの「薄さ」に驚く市民も多い。

「路面が紙みたいに薄っぺらすぎない?」「この薄さじゃ、路面崩落は必然だ」など、SNSでは手抜き工事を疑う声も根強い。

(陝西省西安市の建設中の地下鉄8号線の崩落現場、2024年7月1日)

 

「先月は成都の地下鉄が崩落したばかりだろう、今度は西安8号線か」、相次ぐ地下鉄建設に伴う事故で市民の不安と嘆きが広がっている。

先月21日にも四川省成都市の建設中の地下鉄13号線の駅が崩落する事故が起きている。この時も道路に大きな穴が開き、崩落現場とすぐそばに建つマンションの距離はわずか1メートルだった。

 

(陝西省西安市の建設中の地下鉄8号線の崩落現場、2024年7月1日)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!