【独自】中国ロケット軍首脳「全滅」の裏側 古の予言と関係か

2023/09/12
更新: 2023/09/12

習近平氏肝煎りの部隊であるロケット軍の高級将校らが全面的に粛清された。真相が未だ明らかにされないなか、国内外ではクーデター説や汚職説など、さまざまな風説が飛び交っている。情報筋によると、粛清は習近平氏が信じる「ある予言」と深く関係しているという。
 
習近平氏はG20サミットを欠席し、洪水の災害現場の視察も行わなかった。「安定維持」のワードを頻繁に口にしているため、暗殺を恐れているのではないかとの指摘もある。

大紀元の信頼できる情報源はこのほど、「習近平氏は死を恐れている。ある不吉な予言には、弓矢に関することが描かれており、習氏は弓矢からロケット(火箭)軍を連想したのではないか」と語った。
 

ロケット軍高級将校が一網打尽

7月31日、習近平氏はロケット軍の新司令官と新政治委員を任命した。この人事により、数か月間「行方不明」だった前ロケット軍司令官の李玉超氏と政治委員の徐忠波氏が職を解かれていたことが確認された。
 
香港メディア「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は7月初め、李玉超氏が劉光斌・副司令官と張振中・元副司令官と共に汚職摘発機関に連行され、調査を受けていることを明らかにした。さらに、ロケット軍の初代司令官である魏鳳和氏は数か月間にわたって「行方不明」となり、死亡したロケット軍元副司令官の呉国華氏の死因は自殺と考えられている。
 
時期を同じくして、秦剛外相の「失踪」や王少軍・前中央警保局長の死亡が発生した。現在ロケット軍の粛清は非常に異例であり、国内外では汚職、漏洩、クーデター、暗殺などの説がささやかれている。いっぽう、情報筋によれば、習氏が予言を恐れていることが本当の原因であると把握する。
 
就任以来、習近平氏は常に「安定」を強調してきた。たびたび姿を現さないのは、自身の安全への懸念と、クーデターや暗殺への恐れが原因だと言われている。

習氏は自身が「模範」として崇める毛沢東と同様、表向きにはマルクス・レーニン主義と無神論を信奉しているが、思想の根底には中国伝統文化に対する畏怖の念がある。
 
情報筋によると、習氏はクーデターをほのめかす不吉な古代の予言を深く信じている。そして、任期中に暗殺されるのではないかと心配しているという。

習近平氏に関する不吉な予言

情報筋によると、習氏は側近の「占い」専門家らの話を聞いて、自分の死に関する予言に大きな恐れを抱いている。不吉な予言が自分に起こらないよう多くの措置を取ったが、今回のロケット軍高級将校の粛清も予言と関係があるという。
 
中国の古典的な予言書に『鉄板図』がある。その名前の由来は、その内容が鉄板のように確定的であることからつけられた。

『鉄板図』の最後の絵は、5羽の鳥が描かれており、4羽が黒く、もう1羽が白い羽毛を持つ鳥である。黒い羽の鳥は山を越えているが、5番目の白い羽の鳥は、右側の山の中腹に衝突して死んでおり、血が飛び散り、墜落する様子が描かれている。
 
中国問題評論家の唐浩氏は新唐人テレビに対し、「白い鳥には白い羽が生えている。白と羽を合わせれば『習』という字ができ上がる」と語った。

さらに「習近平氏は中国共産党の5代目の指導者だ。前の4羽の黒い鳥は、最初の4人の党指導者と呼応しているが、崖に衝突し死んだ5番目の白い鳥は、ちょうど第5代指導者の習近平氏を表していると考えられている」と述べた。
 
時事評論家である唐青氏は大紀元に対し「『鉄板図』に描かれている、白い鳥が落下して死ぬのは、おそらく矢で射落とされたのだろう」と分析した。

唐青氏はまた、唐以降の中国の歴代王朝の興亡を予知している有名な予言書である『推背図』の中にも、弓を引く者とクーデターを予言する内容があると指摘。

『鉄板図』と『推背図』にある2つの予言は同じ出来事を示しており、どちらも共産党指導者の習近平氏に対応していると述べた。
 
唐青氏によれば、毛沢東の後継者と目された林彪も、プーチン氏に重用されていたプリゴジンも、いずれも搭乗した飛行機をミサイルで撃墜され、亡くなった。ロケット軍はまさにこの「ミサイル」と「矢」をコントロールしている。したがって、ロケット軍のいかなる行動も習氏を敏感にさせると語っている。
 
以前からロケット軍上層部がクーデター未遂や習近平暗殺に関与しているという噂があった。習氏が古代中国の予言を信じて恐れているなら、ロケット軍を粛清するのも無理もないことだろう。

弓矢に関する予言で有名なものに、『推背図』の第46象も挙げられる。第46象では「東邊門裡藏金劍、勇士後門入帝宮(東の門の中に金の剣が隠れていて、勇者が後ろの門から皇宮に入る)」という記述があり、こちらもクーデターをほのめかしていると考えられる。
 
唐浩氏は「習氏が危機と困難を逆転させ、予言された暗殺やクーデターを回避したいなら、道は一つしかない」と語る。

「それは天の意向に呼応して共産党を解体し、自由で民主的な中国を切り開くことだ。そうすれば民心を獲得し、国際社会の賛同と協力を得られるだろう」と話した。
 
唐青氏は、中国の伝統文化では、天に逆らって運命を変えることは非常に難しいことだと考えられている、と語った。大きな功徳を積むか、あるいは修煉を始めない限り、予言された運命から逃れることはできないと述べた。
 
予言は不吉なものばかりではない。『推背図』の第53象には、「順天休命(天の考えに従い、中国共産党の運命を絶つこと)」ができた者には、輝かしい未来が待ち受けているとの予言がある。習近平氏は究極の選択に迫られている。
 

この記事で述べられている見解は著者の意見であり、必ずしも大紀元の見解を反映するものではありません。
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