[4日 ロイター] – ロシア家電量販店大手M・ビデオエルドラドによると、中国製スマートフォンのロシア市場のシェアが今年上半期に70%を超えた。昨年のシェアは約55%だった。
ロシアではウクライナ戦争を受けてサムスンやアップルが販売を抑制。シャオミやリアルミーなど中国メーカーのスマートフォンが売れ筋になっている。
ロシアのスマートフォン販売は前年同期比17%増。販売台数は1300万台近くに達した。
大半の欧米ブランドはロシア市場から撤退しており、同国では電子機器から自動車まで中国製品への依存が高まっている。
M・ビデオエルドラドは声明で「中国ブランドは引き続き手際よく存在感を増している」とし、中国ブランドの主力モデルや折りたたみ式スマートフォンの人気が特に高いと指摘した。
今年上半期にロシアで最も売れたスマートフォン上位10機種のうち8機種が中国製だったという。
ロシア大統領府は、アップルのiPhoneについて、西側情報機関が監視ソフトを通じて不正なアクセスをしているとして政府職員に使用中止を指示。アップルは大統領府の主張を否定している。
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