[モスクワ 20日 ロイター] – ロシア大統領府(クレムリン)は、米アップルのiPhoneが欧米情報機関に対して脆弱であるとの懸念があるため、使用を中止するよう当局者に指示した。ロシア紙コメルサントが20日に報じた。
同紙によると、セルゲイ・キリエンコ大統領府第1副長官は、クレムリンが主催した国内政治に携わる当局者向けセミナーで、4月1日までに携帯電話を変えるよう伝えた。
参加者の1人は「iPhoneは終わりだ。捨てるか、子どもに与えるかだ」と語ったという。
同紙によると、クレムリンはiPhoneの代わりに、異なる基本ソフト(OS)を搭載した他のデバイスを提供する可能性がある。
クレムリンのペスコフ報道官は、この報道を確認することはできないが、いずれにせよスマートフォンは公的な目的には使えないと述べた。
アップルからは今のところコメントを得られていない。
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