米大統領選の共和党候補、中間選挙後もトランプ氏首位=複数の世論調査

2022/11/25
更新: 2022/11/26

米国の中間選挙後に行われた複数の世論調査で、いずれもトランプ前大統領が2024年米大統領選挙の共和党候補の首位であることがわかった。

23日に公表された調査会社モーニング・コンサルトと政治専門誌ポリティコの世論調査結果によれば、2024年大統領選の共和党予備選投票では誰に投票するかとの設問に、トランプ氏が45%と首位で、2位はフロリダ州知事のロン・デサンティス氏(30%)だった。3位以下はマイク・ペンス前副大統領(7%)、テッド・クルーズ上院議員(3%)、ミット・ロムニー上院議員(2%)、ニッキー・ヘイリー元国連米国代表(2%)が続いた。

バイデン氏の2年余りの政権運営に対する審判となる11月の米中間選挙では、民主党が上院で過半数を維持したが、下院では予想通り共和党が多党派となった。

同じ世論調査では「この国の状況は正しい方向に進んでいるか、深刻に間違った方向に進んでいるか」との設問に、72%が誤った方向に進んでいるを選択した。

ボストンのエマーソン大学が22日に発表した世論調査でも、同様の質問でトランプ氏(55%)が首位、次点でデサンティス氏(25%)、3位がペンス氏(8%)だった。

このほか、ハーバード大学アメリカ政治研究センターとハリス・インサイト・アンド・アナリティクスが18日に発表した世論調査でも、トランプ氏が首位(46%)でデサンティス氏(28%)、ペンス氏(7%)、クルーズ氏(3%)らが続いた。

サウスカロライナ州のウィンスロップ世論調査では、同州共和党員は大統領選出馬でトランプ大統領(45%)が首位だったが、次点は同州知事も務めたヘイリー氏(37%)だった。

いっぽう、トランプ氏に関する評価も二分している。23日発表のクイニピアック大学の世論調査で、米国人の10人に6人がトランプ氏の2024年大統領選の復帰に反対している。同時にほぼ半数が再びトランプ氏が大統領になる可能性が非常に高いと考えていることもわかった。この調査では共和党候補でデサンティス氏がトランプ氏の最大の挑戦相手になるという。

大紀元日本 STAFF
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