トランプ米大統領は2月28日のビデオ声明で、イラン政権による脅威を排除することを目的とし、米軍がイラン国内で「大規模な戦闘作戦」を開始したと発表した。
以下はトランプ大統領の演説の全文容である。
戦闘作戦の開始と目的
先ほど、アメリカ軍はイランにおける大規模な戦闘作戦を開始した。我々の目的は、イラン政権による差し迫った脅威を排除し、アメリカ国民を守ることにある。彼らは極めて冷酷で恐ろしい、邪悪な集団である。その威嚇的な活動は、アメリカ合衆国、我々の軍隊、海外基地、そして世界中の同盟国を直接的な危険にさらしている。
47年もの間、イラン政権は「アメリカに死を」と叫び続け、アメリカや我々の軍隊、そして多くの国々の無実の人々を標的に、流血と大量虐殺の絶え間ないキャンペーンを展開してきた。この政権が最初に行ったことの一つは、テヘランの米国大使館の暴力的占拠を支援し、数十人のアメリカ人を444日間にわたって人質に取ったことだった。1983年には、イランの代理勢力がベイルートの海兵隊宿舎爆破事件を引き起こし、241人のアメリカ軍関係者を殺害した。
2000年には、彼らは駆逐艦コールへの攻撃を事前に認識しており、おそらく関与していた。多くの者が命を落とした。イラン軍はイラクで何百人ものアメリカ軍人を殺害し、あるいは障害残る重傷を負わせた。近年、政権の代理勢力は中東に駐留するアメリカ軍、ならびに米海軍や商船、国際航路に対して数え切れないほどの攻撃を続けている。それは大規模なテロであり、我々はもはやこれ以上容認するつもりはない。
テロの支援と核開発
レバノンからイエメン、シリアからイラクに至るまで、この政権はテロリストの民兵組織を武装させ、訓練し、資金を提供し、大地を血と内臓で染めてきた。そして、1千人以上の無実の人々(46人のアメリカ人を含む)を虐殺し、12人の我々の市民を人質に取った、2023年10月7日のイスラエルへの残虐な攻撃を仕掛けたのも、イランの代理勢力であるハマスであった。それは極めて残忍であり、世界がかつて見たことのないような惨劇であった。
イランは世界最大のテロ支援国家であり、つい最近も、抗議活動を行っていた自国の市民数万人を路上で殺害した。このテロ政権に核兵器を絶対に持たせないことは、アメリカ合衆国、特に私の政権の一貫した方針である。もう一度言う、彼らに核兵器を持たせることは断じてない。だからこそ、昨年6月の「ミッドナイト・ハンマー作戦」において、我々はフォルドゥ、ナタンズ、エスファハーンにある政権の核開発計画を壊滅させたのだ。
その攻撃の後、我々は核兵器開発という悪意ある追求を二度と再開せぬよう警告し、繰り返し合意を模索した。我々は歩み寄ろうとした。だが、彼らの態度は二転三転し、合意したいのかしたくないのかさえ判然としない。自分たちが何をしているのかすら分かっていない有様だった。結局、彼らはただ悪事に手を染め続けたかっただけなのだ。そしてイランは、過去数十年にわたって繰り返してきた通り、最後には我々の提案を拒絶した。
国家安全保障への脅威
彼らは核の野望を放棄するあらゆる機会を拒んだ。我々はもう我慢の限界だ。それどころか、彼らは核プログラムの再建を試み、今やヨーロッパの善良な友人や同盟国、海外駐留軍を脅かし、間もなくアメリカ本土にまで到達しうる長距離ミサイルの開発を続けている。この政権が、もし核兵器を手にし、それを自身のメッセージを届ける手段として実際に武装したとしたら、どれほど増長するかを想像してみてほしい。
これらの理由から、アメリカ軍は、この極めて邪悪で過激な独裁政権がアメリカと我々の核心的な国家安全保障上の利益を脅かすのを防ぐため、大規模かつ継続的な作戦を遂行している。我々は彼らのミサイルを破壊し、そのミサイル産業を跡形もなく焼き払う。それは再び完全に壊滅させられるだろう。我々は彼らの海軍を全滅させる。
また、この地域のテロ代理勢力が、もはや地域や世界を不安定化させ、我々の軍隊を攻撃することを許さない。IED(即席爆発装置:Improvised Explosive Device)、あるいは路肩爆弾と呼ばれるものを使って、多くのアメリカ人を含む何千人もの人々をこれ以上傷つけ、殺害させることもない。そして、我々はイランが核兵器を取得しないことを確実にする。極めて単純なメッセージだ。彼らが核兵器を持つことは決してない。
米軍の力と犠牲への覚悟
この政権は、アメリカ軍の力と強大さに挑むべきではないということを、間もなく知ることになるだろう。私は第1期政権において軍を構築し、再建した。その力、強さ、精巧さにおいて、この地球上で比肩する軍隊は存在しない。私の政権は、地域のアメリカ軍関係者へのリスクを最小限に抑えるために、あらゆる可能な措置を講じている。
それでもなお、私はこの発言を軽々しくするものではないが、イラン政権は殺害を画策している。勇敢なアメリカの英雄たちの命が失われるかもしれず、犠牲者が出る可能性もある。それは戦争においてはしばしば起こることだ。しかし、我々はこれを「今」のために行っているのではない。「未来」のために行っているのだ。そして、これは崇高な任務である。アメリカ人と我々の子供たちが、核武装したイランに脅かされることが二度とないよう、無私の心で命を懸けるすべての軍人のために祈る。神が、危険にさらされているすべての英雄たちを守ってくださるよう願う。そして、神の助けによって、軍の男女が勝利を収めることを確信している。我々には世界最高の軍隊があり、彼らは勝利するだろう。
イラン軍と国民へのメッセージ
イスラム革命防衛隊、軍、そしてすべての警察の諸君に今夜告げる。諸君は武器を置き、完全な免責を受けるべきだ。さもなくば、確実な死に直面することになる。武器を置け。そうすれば、完全な免責をもって公平に扱われる。さもなくば、確実な死だ。
最後に、偉大で誇り高いイランの国民に告げる。諸君の自由の時は近い。避難していてほしい。家から出ないことだ。外は非常に危険である。いたるところに爆弾が落ちるだろう。我々が終えたとき、政府を掌握せよ。それは諸君が手にするものだ。これはおそらく、何世代にもわたって一度きりのチャンスとなるだろう。
長年、諸君はアメリカの助けを求めてきた。しかし、それが得られることはなかった。私が今夜やろうとしていることを実行する勇気のある大統領はいなかった。今、諸君には、諸君が望むものを与える大統領がいる。諸君がどう応えるか見守らせてもらおう。アメリカは圧倒的な力と壊滅的な武力で諸君をバックアップしている。今こそ、諸君の運命を掌握し、手の届くところにある繁栄した輝かしい未来を解き放つ時だ。今が行動の瞬間である。見逃してはならない。
アメリカ軍の勇敢な男女に神の祝福を。アメリカ合衆国に神の祝福を。皆さんに神の祝福を。ありがとう。
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