高市政調会長「台湾を第二の香港にしない」 安倍元首相の遺志継ぐ

2022/07/26
更新: 2022/07/26

自民党の高市早苗政調会長は24日、東京都内の講演会で、安倍元首相の遺志を継ぎ台湾との強固な関係を構築すると強調した。半世紀の間に日本は「真の友人」を得たとし、「決して台湾を第二の香港にしない」との決意を表明した。

講演会は日本李登輝友の会が主催し、「日台関係の50年─何を失い何を得たのか」をテーマに掲げた。高市早苗氏や台北駐日経済文化代表処の謝長廷氏らが登壇し、日台関係の未来を展望した。

スクリーンには故・安倍晋三元首相と故・李登輝元総統の写真が映し出された(新唐人テレビよりスクリーンショット)

高市氏は「(安倍元首相の)ご遺志をしっかりと引き継いで、台湾と一層強固な関係を構築して参りたい。国防上もしっかりとお互い守り合える。そして経済安全保障においても、お互いを守り合える。そして、決して台湾を第二の香港にしない」と強調した。政策面での連携も強めていく考えを示した。

日本が1972年に中華人民共和国を政府承認してから、今年で50年の節目に当たる。高市氏は「失ったものは、真の友人でございます。しかしながら、得たものも真の友人だと思います」と述べ、関係を一層強固にしていく考えを示した。

謝長廷氏は凶弾に倒れた安倍元首相に追悼の意を示すとともに、傑出した政治家であると称賛した。安倍元首相が生前、台湾に多くの支持を行ったことから、台湾人も深い悲しみを感じていると述べた。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。