欧州議会、暗号資産の規則強化案可決 送金時の情報収集義務付け

2022/04/01
更新: 2022/04/01

[ロンドン 31日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州議会の委員会は31日、暗号資産(仮想通貨)送金時の規制を強化する法案を可決した。

法案は欧州委員会が昨年提出したもので、送金に関与する人の情報を取得、保持、提出することを取引所など暗号資産を扱う企業に義務付けた。

現在EUには仮想通貨の送金を追跡するための要件はなく、欧州委は当初、1000ユーロ(1116ドル)以上の取引に新規制を適用することを提案していた。しかし議員らは下限を廃止し、全ての送金を対象とすることを決定した。

議会の委員会はまた、取引所ではなく個人が保有する「非ホスト型」暗号資産ウォレットからの送金についても、規制を適用するとした。

高リスクの暗号資産取扱企業や規制を巡視していない企業のリストを欧州銀行監督局が作成することも支持した。

Reuters