新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が日本国内で初めて確認された。松野官房長官が30日の記者会見で明らかにした。政府は6大臣による協議を開き、今後の対策について検討する。
感染が確認されたのは、ナミビアから28日に成田空港から入国した30歳の男性。入国時の検査で陽性と診断された。その後、国立感染症研究所による解析でオミクロン株感染が判明したという。
濃厚接触者についてはすでに把握し、保健所に連絡をしているとのこと。
松野官房長官は会見で、17時から総理、官房長官、厚生労働大臣、外務大臣、国土交通大臣、法務大臣による6大臣協議を行い、対策を検討すると述べた。
オミクロン株は南アフリカで確認され、その感染力の強さから各国政府が入国制限をかけるなど水際対策を行っている。松野官房長官は26日の記者会見で、最悪の事態を想定した対応を行うと発言した。さらに、岸田総理は29日、外国人の入国を原則禁止する厳しい措置を発表した。
世界保健機関(WHO)はオミクロン株の感染力が強いことから、最も警戒レベルが高い「懸念される変異株(VOC)」として分類している。
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